2004年2月14日
プロフィール フラメンコとフォークのミクスチャーという、結構異色なスタイルで70年代あたりに活躍していたアコギスト。ガットギターの演奏が多いようだ。技術的には、オーソドキシーを多分に含んだ正確なテクニックに裏打ちされているので、同時代の他のアーティストより頭一つ抜きん出ていた。今でも活動しているのなら、是非足跡を追ってみたい。 ディスクレビュー Guitar Workshop '73年、ATLAN…
2004年2月14日
プロフィール 「伝統的」なフュージョンサウンドが身上のジャズギタリスト。 ディスクレビュー Into The Night '96年、Rock レーベルから。全部ガット弦ギターを使っているのだが、曲によってはかなりエレクトリック色の強いサウンドにエフェクトされている。ボーカル入りも数曲あるが、「U melt me」のようなシンプルな編成の曲の方が、やはり楽しめる。ゲストで Toninho Horta…
2004年2月14日
プロフィール Sergio Lara と Joe Reyes からなるギターデュオ。見ためは結構シブい中年コンビのように見えるのだが、中味はというと、これがなかなかエグくて良い(^_^)。音楽はケバくても、ギターテクニックの水準は平均をとうに振り切れているのがスペインの恐ろしさ。 ディスクレビュー Riverwalk '98年、HigherOctaveMusicから。全編ベースとドラムスにビシバシ…
2004年2月14日
プロフィール まったくブラジルという国は、国民の半分がサッカー選手とミュージシャンじゃないかって思うくらい、多くのギタリストが存在する。Nando Lauria も最近の時流にもれず「ディヤ〜パヤパパ〜」とスキャットを連発する、奇麗なハイトーンボイスをもったギタリストだ。 ディスクレビュー Novo Brasil '96年、NARADAレーベルから。バッキングも賑々しい一部ボーカル入のブラジルフュ…
2004年2月14日
プロフィール ホットクラブスタイルのナンバーを演奏するアコギトリオ「Guitaresque」のメンバーだが、永続的なものかどうかは不明。割りとナンパな解釈で、Django 達の音楽を発展させている。 ディスクレビュー Guitaresque '94年に、かの Hot Club Record から。50分にわたる熱演だが、どうも平板に感じられるような気がする。個人個人は良いテクニックをもっているので…
2004年2月14日
プロフィール 一般にジャズギターの開祖としては、Charlie Christian が有名だが、まだジャズとブルースが未分化だった時代まで遡れば、この Eddie Lang こそ忘れてはならない重要な存在である。そのサウンドは、同時代にヨーロッパで活躍していた Django Reinhardt を連想させるような華麗で香り高い、白人らしいエレガントなものだ。ブルースギターの名手、Lonnie Jo…
2004年2月14日
プロフィール ジプシーのコミューンで生まれ育ち、Django スタイルのホットクラブジャズをルーツとする若手ギタリスト。成長するにしたがい独自のスタイルを身に付けつつあるが、ローティーンの頃のトラディショナルな演奏の方を愛するファンも多いだろう。決して一箇所に止まることがないのも天才由だろうが、たまにはルーツ回帰へのより道をしてはくれないだろうか。 ディスクレビュー Bireli Swing '8…
2004年2月14日
プロフィール アフリカ音楽に強い関心を寄せているアコギスト。民族的な色彩を帯びてはいるが、スケールなどに Larry Coryell らのフュージョン色が濃く残っているように思える。 ディスクレビュー African Notebook '95年に AHO レコードから。フルート(それもスイスホルンみたいに長ーい低音のやつ)の Michael Heupel とのコラボレーション。実際にザンビアあたり…
2004年2月14日
プロフィール もと Jefferson Airplane、そして Hot Tuna のギタリスト。初期 Hot Tuna は、カントリーブルースに深い憧憬を見せており、憂歌団など好きな人は聴いてみるとよい(ってちょっと違うか)。 ディスクレビュー Hot Tuna '70年に発表された、Hot Tuna のデビューアルバム。インストはラストの「Mann's Fate」のみだが、どの曲も冒頭からアコ…
2004年2月14日
プロフィール 放送業界では「困った時の Earl Klugh」((C)ホイチョイプロ)という標語があるそうな。BGMのネタに詰まったら Klugh にしちゃえ、ということらしい。それほどまでに Klugh は大衆に認知された稀なギタリストなのだ。アコギによるジャズという、なかなかパーマネント足り得ないスタイルをあそこまでスマートに完成させてしまったのは、考えてみると凄い。さんざん聞き飽きたと思った…